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レクサスマイスター #3: 2013 GS テストドライブ

2013 GS テストドライブ

疑問:ダイナミックなスピンドルグリルを備えた2013 GSは、ドライビングも見たままにダイナミックなのか?私は、この問いに対する答えを見つけるため、レクサスマイスターの伊藤好章が待つ北海道にある士別のテストコースを訪れました。
セキュリティチェックを受けると、さっそく2013 GSが待つピットへと向かいます。ハイブリッドシステムを搭載したGS 450hと、ガソリンエンジン仕様のGS 350。どちらも、レクサスのプレミアムデザインへの取り組みを具体化したモデルです。
テストコースでのこの体験は、私たちに2013 GSの雰囲気を十分伝えてくれることでしょう。アクセルペダルを床まで存分に踏み込める長い直線、高速で通過するダブルレーンチェンジ、高速でのS字カーブなどがレイアウトされたコース。まずは伊藤の運転で私が助手席に乗り、それぞれのモデルで2周ずつ走行した後、運転を交代しました。

始動/加速 >> GS 350のエンジンは俊敏かつ滑らかです。正直に言うならばこれまでのモデルにはなかったような、深い響きと力強いエンジンサウンドを伴っています。そして次に試すのは、V6エンジンを擁するGS 450hです。このクルマには、驚くべき事実が存在します。スムースな加速は現行のGSハイブリッドにおいても特徴の一つですが、このGS 450hには、まるでV8エンジンのような生々しさが備わっているのです。ガソリンモデル(GS 350)と同じく、ドライブモードをSPORT S+にセットすれば、インストルメントパネルが赤く輝き、シートに深く押し付けられるGフォースを感じます。
伊藤:「GS 350のエキゾーストサウンドは、自然に起こるダイナミックな反応の結果ですが、それでも、最適化が図られています。吸気と排気のシステムを関連づけることによって初めて、エンジンサウンドとエキゾーストサウンドを改善してきました。ハイブリッドシステムでは、2つのモーターで極めて豊かなフィーリングを創造することに取り組んできました」

高速レーンチェンジ、S字カーブで求められる、SPORT S+の高機能なサスペンション、ステアリング、安定性

高速レーンチェンジ、S字カーブで求められる、SPORT S+の高機能なサスペンション、ステアリング、安定性

高速S字カーブ>> ドライブモードは、「SPORT S+」時速140kmまで加速し、連なるS字カーブを駆けぬけます。どちらのモデルも、狙ったとおりのラインを正確にトレースしてみせます。ステアリングホイールと18インチの合金ホイールを通して、路面を直に感じられるかのようです。これほどの一体感がありながらも、車内は実に静粛。これぞまさに、レクサスなのです。
伊藤:「ダイレクトで安心感あふれるフィーリングを確かなものにするのは、電子制御パワーステアリングです。ボディ剛性が大幅に高められたことも、その一助となっています。2013 GSのボディ剛性は、先代モデル比で14%向上しましたが、この数値は最高のドライビングをお愉しみいただくための最適値として、徹底的なテストドライブを通じ、人間の感覚によって決められました。また、走行音にかき消されることなく自然に会話ができる車内空間を実現するため、アダプティブサスペンションの効果を最大限に引き出しました。新しいデザインのAピラー、ドアシールの向上などにより実現した静粛性能です」

ダブルレーンチェンジ >> ハイブリッド(GS 450h)で、ドライブモードをNORMALに戻し、時速75kmまで減速。そして時速150kmまでの加速を試みます。力強い加速は、依然として印象的です。そのまま一気にダブルレーンチェンジを行います。GSは鋭く隣の車線に切り込んでいきますが、同時に一連の挙動が滑らかで、落ち着いたコントロールがなされています。次の周回で、ドライブモードをSPORT S+にセットしてみます。すると、狙い定めた走行ラインをトレースする正確さの感覚がさらに高まったのです。
伊藤:「追い越し時などでのGS ハイブリッドの並外れた加速は、エコ性能などは妥協の産物だ、というような概念を一掃してしまうほどです。欧州性能測定基準では、時速80→120kmへの加速を4.6秒で、米国基準では時速30→50マイル(時速48→80km)への加速を3秒で実現します。ハンドリング性能においては、ドライブモードセレクトを切り替えていただくことで、快適でリラックスできる走行から、シャープでダイナミックな走行まで、シーンに応じた広範囲なドライビング体験をお愉しみいただけます。すべてのグレードでECO、NORMAL、SPORT Sの3パターンが用意されており、ベースパッケージにおいてもハイレベルなスペックをご堪能いただきたいというのが、開発当初から掲げていた我々の望みでもあったのです」

レクサスマイスター伊藤好章が、空力を巧みにとりいれたGSのハンドリングについて述べる:私たちは、風を味方につけている

高速での直進性能 >> 時速180kmまで加速すると、GS 350、GS 450hともに、並外れた安定性と洗練さを味わわせてくれます。高性能を備えたグランドツーリング・セダンの名を冠するに相応しいと言えるでしょう。
伊藤:「フロント、リアのサスペンションともに広範囲な改善を施すとともに、『空力を巧みに採り入れたハンドリング』という考え方を採用しました。風を味方につけたのです。エクステリアの造形に見て取れるだけでなく、実際のドライブを通じても、高速での路面を抱くかのような感触や、静粛性が感じられるのは、クルマ底面の空力を特殊なスタビライザーフィンによってコントロールしているからなのです」

急な減速と急旋回 >> ハイブリッド(GS 450h)は、マニュアルスタイルのパドルシフトとSモードによる反応の良さで、素晴らしい時間をもたらしてくれます。けれども正直に言うと、私は、このテスト項目においては、わずかにガソリンモデル(GS 350)の方が愉しさという部分で秀でているように感じました。まずはSPORT-Dに入れ、時速150kmで直進してきたGS 350を一気に時速80kmまで減速。そしてコーナーの頂点を時速70kmで駆けぬけます。極めて安定した姿勢のままコーナーを抜け、不要なシフトチェンジを行ってドライビングの愉しさを損なうようなことはありません。それだけではありません。次はMレンジを選んで、レーシングドライバーのようにステアリングのパドルシフトを操作します。コーナーの手前で静かにパドルを引くと、ブリップと呼ばれる乾いたサウンドとともにシフトダウンし、コーナーに向かってエンジンブレーキが効きはじめます。スリル満点です。急なシフトアップの時も同様です。
伊藤:「これこそ、我々が2013 GSで達成しようとしていた走行感覚なのです。新しいダイナミズム,高められた反応性が、より高い次元の『運転することの歓び』となってGSに備わっています」

レクサスマイスター伊藤好章が、空力を巧みにとりいれたGSのハンドリングについて述べる:私たちは、風を味方につけている

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