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チーフエンジニア棚橋晴彦が語るLFA:驚きのLFA工房

THE WONDER OF THE LFA WORKS

スーパーカーLFAが作られる場所、ここ『LFA工房』は実に驚きに溢れたところです。まず、数字をいくつかご紹介しましょう。元町工場にある、このエリートが集う施設には、匠と呼ばれる高い技術を擁する175名の選り抜きのエキスパートが揃えられました。彼らは1日1台のLFAを製造するために、約1万個ものパーツを取り扱っています。

通常の組み立て工程では、1人の作業員が受け持つ作業は平均4〜5工程ですが、LFA工房の作業員は150以上の工程を行います。彼らの技術の精度は、ずば抜けています。

パネルの組付け誤差が100分の1ミリの範囲内に入っているかどうかを検査したり、LFAのダッシュボードを構成する335のカーボンファイバー製の部品を手作業で組み立てるなど、難度の高い作業を高い精度で行う必要があるのです。1台のLFAを製造するためには、通常のクルマに比べて約45倍の工数が必要です。

もちろんこれらの数字が物語るのはごく一部の話です。誇りとチームワーク、完璧を追求し世界トップクラスのクルマを作るという情熱がここにはあります。数字はその情熱の結果として、後からついてくるものに過ぎないのです。

LFA is the product of pride, teamwork, perfection by everyone involved. LFA WORKS, with 175 specialists, is the birthplace of each 500 cars.

LFA is the product of pride, teamwork, perfection by everyone involved. LFA WORKS, with 175 specialists, is the birthplace of each 500 cars.

我々の情熱を数字で言い表すことはできません。LFAをより強く、軽量なものとするカーボンファイバーボディの技術を、どのように開拓してきたのでしょう。なぜ、カーボンファイバー樹脂のラインをより美しく見せるために、特製のへらを使うのでしょう。どのように、まるで寿司職人のように、製品――我々の場合は、カーボンファイバーのことですが――の取り扱いに適した指の温度を保っているのでしょう。私たちは1台1台手で組み立てられた4.8リットルV10エンジンに記されている、匠のサインを目にしたとき、また検査の際のエンジン音を聞いたときに、自分たちの仕事を誇りに思うのです。

LFA工房の詳細はこちらを参照して下さい。

LFA工房では、さらなる高みを目指して、先進技術と伝統的な匠の手による技を融合してきました。このプロジェクトは、類い稀なる幅広い技能と、チームワークの精神で、人材を育成する場でもあるのです。今年の終わりに最後となる500台目のLFAが生産される予定です。そして、LFA工房は役目を終えます。そのとき悲しいか? と聞かれれば、心の一部では確かにそう思うでしょう。しかし同時に、誇りに思い、わくわくもするでしょう。なぜならLFA工房の175名のスペシャリスト達が、ここで学んだ事や新しい技術、ノウハウなど、様々なLFA独自の知見をレクサスの隅々にまで広めてくれるからです。とてもエキサイティングなことですが、その点については次回の投稿でお話しすることにしましょう。

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